スマホの背面割れ、そのまま放置していませんか?
「画面は無事やし使えるから大丈夫」「背面割れてるけど動いてるからこのままでいいや」
そんなふうに背面割れを放置している方、実はかなり危険な状態かもしれません。
最近当店でも、背面割れをそのまま使い続けていたことで「突然起動しなくなった」「本体が異常に熱くなる」といったご相談が非常に増えています。
このブログでは、背面割れを放置することで起こりうるリスクと、早めに修理しておくメリットについて、スマホ修理店目線でわかりやすく解説していきます。

背面が割れていても「操作できる=安全」ではありません
iPhoneの背面はガラス素材になっているモデルが多く、見た目が少し欠けている程度でも、中では予想以上にダメージが広がっていることがあります。
・とりあえず操作できるからそのまま
・ケースを付けて見えないから気にしない
・買い替えるまではこのまま使うつもり
こういった状態は、一見問題なく見えても「いつ完全に壊れてもおかしくない」危険なサインです。
特に背面は普段あまり目に入らない部分なので、ヒビが広がっていても気づきにくく、気づいたときには内部までダメージが進行している…ということも少なくありません。
背面割れを放置すると起こる5つの危険
① 水分・湿気が入り込み、内部が腐食する
背面ガラスが割れている部分は、外から内部がむき出しになっている状態です。
お風呂場の湿気、雨の日の外出、手汗やポケットの中の湿度など、日常のちょっとした水分でも、割れ目からじわじわと内部に入り込みます。
最初は普通に使えていても、時間が経つにつれて基板やパーツにサビや腐食が広がり、
・突然起動しなくなる
・リンゴマークから進まない
・充電してもすぐ電源が落ちる
といったトラブルにつながることも少なくありません。
② バッテリー劣化が進み、膨張や発火のリスクも
背面割れから入り込んだホコリや湿気は、バッテリーにも負担をかけます。
バッテリーはとてもデリケートな部品で、ダメージが蓄積されると
・バッテリーの減りが早くなる
・本体が異常に熱くなる
・バッテリー自体が膨らんでくる
といった症状を引き起こします。
さらに劣化が進むと、膨張したバッテリーが画面や背面パネルを内側から押し上げて、別のパーツ破損や、最悪発煙・発火につながる危険もあります。
「なんか前より熱いかも?」と感じ始めたら、かなり進行している可能性もあるので要注意です。
③ 突然の電源落ち・起動不能に
背面割れを放置している端末で非常に多いのが、
「昨日までは普通に使えていたのに、今朝いきなり電源が入らなくなった」
というパターンです。
内部でダメージが進行している間は、外からはまったく分かりません。
そのため「動いているうちは大丈夫」と思ってしまいがちですが、実際には限界ギリギリまで故障が進んでいて、ある日突然電源が入らなくなるケースも多いです。
こうなってしまうと、背面修理だけでなく基板修理やデータ復旧が必要になることもあり、費用も時間も大きくかかってしまいます。
大切な写真や連絡先が入ったまま電源が入らなくなってからでは、できることが限られてしまう場合もあります。
④ ガラス片によるケガ・衣類へのダメージ
背面ガラスが割れていると、
・指や手に細かいガラス片が刺さる
・耳や顔に当たって傷がつく
・ポケットやバッグの中で他の物を傷つける
といったトラブルも起こりやすくなります。
目に見える大きなヒビだけでなく、触るとザラザラするような細かい欠けも危険です。
特に、お子様がスマホを触る機会が多いご家庭では、知らないうちにケガをしてしまうリスクも高くなります。
ガラス片は一度服やカバンに付いてしまうと、別の機会にケガの原因になることもあるので注意しましょう。
⑤ 放置すればするほど修理費用が高くなる
背面割れの段階で修理に持ち込んでいただければ、「背面パネルの交換」で済むケースも多くあります。
しかし、そこから水没や基板故障に発展してしまうと、
・背面修理
・基板修理
・バッテリー交換
・場合によっては画面交換
など、複数箇所の修理が必要になり、その分費用も大きく変わってきます。
「使えるうちはこのままで」と我慢してしまうほど、結果的に負担が大きくなってしまうので注意が必要です。
背面割れを見つけたら、まずやってほしいこと
① なるべく早くケースをつける
応急処置にはなりますが、むき出しの割れ部分をそのままにしておくのは危険です。
まずは背面をしっかり覆うタイプのケースをつけて、これ以上の割れやガラス片の飛び散りを防ぎましょう。
② お風呂・キッチン・雨の日の使用は控える
背面が割れている状態で、お風呂やキッチンなど湿気の多い環境で使うのはかなり危険です。
また、防水仕様のiPhoneであっても、背面割れやフレームゆがみがあると本来の防水性能はほぼ期待できません。
「防水だから大丈夫」と油断せず、水回りでの使用はできるだけ控えるのが安心です。
③ 早めに修理相談をする
「修理するか買い替えるか迷っている」という場合でも、一度状態を見させていただくことで、
・修理で対応可能か
・買い替えの方がコスパが良いか
・今すぐ修理した方がいいレベルか
など、今後の判断材料をお伝えすることができます。
状態が軽いうちにご相談いただければ、その分選択肢も多く、結果的にお得になることがほとんどです。
背面割れと一緒にしておきたい保護対策
背面修理が完了したあと、同じトラブルを繰り返さないためにも、保護対策をしておくのがおすすめです。
・ガラスコーティングで背面ガラスを強化
・ケースで落下時の衝撃を軽減
・ネックストラップやバンカーリングで「そもそも落としにくくする」
・レンズ保護フィルムでカメラ部分もガード
特に最近のiPhoneはカメラレンズが大きく出っ張っているため、背面が割れた際にレンズまで一緒に割れてしまうケースも増えています。
背面修理のついでに、カメラレンズの保護もセットで見直しておくと安心です。
まとめ|背面割れは「まだ使える」ではなく「今が修理のチャンス」
背面割れは、見た目が少し気になるだけ…ではなく、
・水分や湿気による内部腐食
・バッテリー膨張や発火のリスク
・突然の起動不能
・ケガや他の持ち物へのダメージ
・結果的に高額修理につながる可能性
など、多くのリスクを抱えた危険な状態です。
動いている今だからこそ、データもそのまま、安全に修理できるタイミングです。
「そのうち直そうかな」と思っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
当店では背面割れ・画面割れ・バッテリー交換までまとめて対応可能です
当店では、iPhoneの背面修理はもちろん、画面修理、バッテリー交換、水没復旧、基板修理など、さまざまなトラブルに対応しております。
修理とあわせて、
・ガラスコーティング(本体やカメラレンズの強化)
・ケース
・ネックストラップ
・保護フィルム
などのご提案も可能ですので、「今のうちにしっかり直して長く使いたい」という方はぜひご相談ください。
店舗情報
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