【膨張や発火に注意】スマホに搭載されているリチウム電池の危険性や利点!
皆さんが普段使っているスマートフォンには基本的にリチウム電池が採用されていることがほとんどです。
何気なく使っているスマホやパソコン、バッテリーが劣化してきて充電の持ちが悪くなったり、かなり熱を持つように!なんて経験ありませんか?
ひどい場合、バッテリーが膨張して画面が割れてしまったり背面が浮いてきてしまうなんてことも
そんなリチウム電池は、現代のテクノロジーにおいて欠かせないエネルギー源として広く利用されていますが、その高いエネルギー密度と利便性に伴い、いくつかの潜在的な危険性も無視できません。
今回は、そんなリチウム電池の利点をさらに詳しく掘り下げ、同時にその危険性についても詳細に説明します。
リチウム電池の利点
1. 高エネルギー密度
リチウム電池は、他の一般的な電池(ニッケル水素電池、鉛蓄電池など)と比較して、非常に高いエネルギー密度を誇ります。エネルギー密度とは、電池が蓄えられるエネルギー量を体積や重量で割った値です。リチウム電池はこの値が高いため、同じサイズや重量のバッテリーでより多くの電力を供給することができます。
• 例: スマートフォンやノートパソコン、電気自動車(EV)などは、限られたスペースに多くのエネルギーを蓄える必要があります。リチウム電池はその要求に最適な選択肢です。
2. 長寿命と高いサイクル数
リチウム電池は、通常500回以上の充放電サイクルを持ち、場合によっては1000回を超えることもあります。これにより、リチウム電池は長期間にわたって安定した性能を維持し、特に電動車両や再生可能エネルギーシステム(太陽光発電など)の蓄電池として優れた選択肢となります。
• サイクル数: 一般的に、サイクル数が多いほど電池の寿命が長く、交換頻度が減ります。リチウム電池は高い充放電効率を持つため、コストパフォーマンスが向上します。
3. 軽量・コンパクト
リチウムは、他の電池に使用される金属(ニッケルや鉛)よりも軽量であり、そのためリチウム電池は非常に軽く、コンパクトに設計できます。この特性は特に携帯型電子機器において重要です。
• 例: スマートフォンやノートパソコンでは、デバイスの全体的な軽量化がユーザーの利便性を向上させます。また、電動車両(EV)では、車両の総重量を軽減し、航続距離を伸ばすのに役立ちます。
4. 急速充電と高効率
リチウム電池は他の電池と比べて急速充電が可能です。リチウムイオン電池は、充電効率が高く、エネルギーのロスが少ないため、充電時間が短縮されます。急速充電は特に、商業用車両やEVでの利用が進んでおり、利便性を大幅に向上させています。
• 例: 電気自動車(EV)の充電インフラが急速に進化し、充電時間を従来の数時間から30分以内に短縮することが可能になっています。
5. 環境への配慮
リチウム電池は、リサイクルが比較的進んでおり、適切に処理すれば環境への負荷を最小限に抑えることができます。また、リチウム電池は汚染物質を含むことが少ないため、使用後のリサイクルや再利用が重要な課題となっています。
リチウム電池の危険性
1. 過充電・過放電による火災・爆発
リチウム電池は、過充電(過剰に充電し続けること)や過放電(完全に放電すること)によって危険な化学反応を引き起こす可能性があります。これにより、内部の温度が急激に上昇し、電池が膨張したり、発火、最悪の場合爆発することがあります。
• 過充電: リチウム電池には内部に保護回路が組み込まれていることが多いですが、この回路が故障すると、過充電が発生し、火災のリスクが高まります。充電器が不適切に使われると、過充電を防ぐ機能が働かないことがあります。
• 過放電: バッテリーが極端に放電されると、内部化学反応が不安定になり、これも発火や爆発の原因になることがあります。
2. 高温による不安定性
リチウム電池は高温環境に非常に敏感です。温度が高すぎると、電池内部の化学反応が不安定になり、発火や膨張を引き起こす可能性があります。これは特に夏場や高温環境下でリチウム電池を使用する際に注意が必要です。
• 高温: 電池が長時間高温にさらされると、内部の電解液が蒸発し、内部圧力が高まり、爆発のリスクが増大します。
3. 物理的衝撃や損傷
リチウム電池は衝撃や圧力に弱いため、外部からの強い衝撃(落下や圧迫など)を受けると、内部構造が破損し、リチウム反応を引き起こすことがあります。これにより発火や爆発を引き起こす危険性があります。
• 例: スマートフォンやラップトップが落下してバッテリーが損傷した場合、そのまま使用を続けることは非常に危険です。
4. 劣化と性能低下
リチウム電池は使用を重ねるごとに劣化し、その性能が低下します。特に高温下で使用した場合や、頻繁に急速充電を行った場合、容量が急速に減少することがあります。
• 劣化: 充電と放電のサイクルを繰り返すことで、電池内部の化学反応が変化し、最終的には容量が半減することがあります。これにより、元々長期間使用できたはずの電池が、短期間で交換が必要になることがあります。
5. リサイクルと環境問題
リチウム電池は有害物質(リチウム、コバルト、ニッケルなど)を含んでいるため、適切に廃棄しなければ環境に悪影響を与える可能性があります。リチウム電池が不適切に処理されると、土壌や水源を汚染し、危険物が拡散する恐れがあります。
• リサイクル: リチウム電池のリサイクルには高度な技術が必要であり、適切な処理を行わないと再利用が難しくなります。また、リサイクルの過程で出る副産物が環境に悪影響を与えることがあります。
まとめ/その他修理料金一覧・ご予約
リチウム電池は高いエネルギー密度、長寿命、軽量性、急速充電などの利点があり、現代のテクノロジーには欠かせない存在です。しかし、その高性能ゆえに、過充電、過放電、物理的衝撃、高温環境などで危険を伴う可能性もあります。安全に使用するためには、製品の取り扱いや充電方法に十分な注意を払い、適切にリサイクルすることが求められます。また、将来的にはリチウム電池の更なる技術革新や、安全性の向上が進むことが期待されています。
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