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Google Pixel向け2025年12月アップデート「Android 16 QPR2」の新機能や改善点をわかりやすく解説

Google Pixel向け2025年12月アップデート「Android 16 QPR2」の新機能や改善点をわかりやすく解説

 

 

Google Pixelに、2025年12月のソフトウェアアップデートが配信開始されました。今回の更新では、Android 16の第2弾四半期アップデートとなる「Android 16 QPR2」が適用され、見た目と使い勝手の両方が大きく強化されています。

 

ロック画面にウィジェットを置けるようになったり、ダークテーマや通知まわりの細かな使い勝手が改善されたりと、毎日Pixelを触る人ほど恩恵を感じやすい内容になっています。

 

2025年12月のPixelアップデート概要

 

今回の12月アップデートは、Android 16世代で2回目となる「Quarterly Platform Release(QPR)」のひとつで、名称としてはAndroid 16 QPR2と呼ばれています。

 

年1回の大型アップデートだけでなく、「数か月おきに機能を足していく」という方針になったことで、今回も見た目や操作性に関わる細かい変更が多く含まれています。

 

あわせて、セキュリティパッチレベルは2025年12月1日版に更新され、バッテリーや通信に関する不具合修正など、細かなバグも一括で対処されています。

アップデート対象機種と配信状況

 

2025年12月時点で、Android 16 QPR2が配信されている代表的なPixelシリーズは次のとおりです。(地域やキャリアによって配信タイミングが前後する場合があります。)

 

Pixel 6 / 6 Pro / 6a 以降のモデルに加え、Pixel Fold / Pixel Tablet / Pixel 9シリーズ / Pixel 10シリーズなど、最近のPixelはほぼ対象になっています。

 

まだ通知が来ていない場合は、端末の「設定」からシステムアップデートを手動チェックしてみてください。Wi-Fiに接続した状態での更新がおすすめです。

ロック画面ウィジェットがスマホにも本格対応

 

これまでタブレットが先行していたロック画面ウィジェットが、今回のアップデートでPixelスマートフォンにも広く開放されました。

 

ロック画面を左にスワイプするとウィジェット用のページが現れ、時計、天気、予定、ショートカットなどをまとめて確認できます。いちいちロック解除をしなくても、よく使う情報にすぐアクセスできるのがポイントです。

 

設定は、Pixelの「設定」アプリからディスプレイ → ロック画面 → ロック画面のウィジェットとたどってオンにすればOKです。表示させる内容はあとから入れ替えできます。

ダークテーマと表示まわりの強化

 

今回のQPR2では、見た目の部分でもいくつか変化があります。

 

まず、アプリ側がダークモードに対応していなくても背景を自動で暗くしてくれる「拡張ダークテーマ」が使えるようになり、夜間のまぶしさを抑えやすくなりました。

 

さらに、HDR動画のハイライトの明るさを調整できるHDR輝度補正スライダーも追加されています。暗い部屋で映像をよく見る人には、目への負担を減らす便利な機能です。

 

そのほか、スクリーンセーバーのローライト表示や、通知シェードなどの背景ぼかしを弱めるオプションも用意されており、「ちょっと派手すぎるかも」と感じていた人にとっては落ち着いた見た目に寄せやすくなっています。

通知関連のアップデートとAI要約

 

通知が多すぎて見落としがちな人向けに、通知まわりも強化されています。

 

長文のメッセージなどを短くまとめてくれるAI通知要約は、対応している機種・地域では、重要な部分だけをさっと確認できるようになりました。

 

また、SNSやプロモーションなど優先度の低い通知を自動で分類してくれる通知オーガナイザーも用意されており、「本当に大事な通知」と「あとで見ればいい通知」を分けて表示できるようになっています。

 

これらの機能は順次展開中で、対応機種や表示名が異なることもあるため、設定アプリ内の通知関連の項目を一度チェックしてみるのがおすすめです。

マルチタスクとPCライクな操作の強化

 

タブレットや外部ディスプレイと組み合わせて、パソコンのように使っている人向けの改善もいくつか入っています。

 

2つのアプリを並べて表示する分割画面には、一方を大きく、もう一方を細く表示できる「90:10レイアウト」が追加されました。ブラウザを大きく出しつつ、横にチャットやメモを配置するような使い方がしやすくなります。

 

マウスやタッチパッドをつないでいる場合は、ジェスチャーや画面の四隅にカーソルを持っていくことで特定の操作を呼び出せるアクションコーナーなども使えるようになり、PCに近い操作感に近づいています。

ファミリー向け機能とセキュリティ強化

 

家族でPixelを使っている場合や、セキュリティを重視したい場合に役立つ機能も強化されています。

 

子どもの端末利用を管理するペアレンタルコントロールは、「保護者による使用制限」としてメニューが整理され、利用時間の上限や就寝時間のロック、ボーナスタイムの付与などを細かく設定できるようになりました。

 

また、紛失や盗難時の悪用リスクを減らすためのIDチェックや生体認証まわりの制御も強化されており、認証方式を勝手に弱いものへ戻されにくくするなどの工夫がされています。

 

2025年12月版のアップデートには、こうした新機能に加えて、Bluetoothや表示周りなどの細かなバグ修正も多数含まれています。

まとめ

 

2025年12月のPixelアップデート「Android 16 QPR2」は、ロック画面、ダークテーマ、通知、マルチタスク、セキュリティなど、日常でよく触る部分を中心にしっかり手が入った内容になっています。

 

対応しているPixelを使っているなら、一度アップデートを適用したうえで、ロック画面ウィジェットやダークテーマの新オプション、通知整理機能などをひと通り見直してみるのがおすすめです。ちょっとした設定の見直しだけで、「いつものPixel」が少しだけ快適な相棒になってくれるはずです。

 

※本記事の内容は、2025年12月時点の情報をもとに作成しています。今後のアップデートにより仕様や表示が変更される可能性があります。

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