スマホの保護、ケースとフィルムだけで本当に大丈夫?

「しっかりケースもフィルムも付けてたのに、落としたら画面がバキバキに割れてしまった…」
修理に来られるお客様から、実はかなりよく聞くお話です。
もちろんケースやガラスフィルム、ガラスコーティングはとても大事です。
ですが実際に画面や背面が割れてしまう一番の原因は「落下」そのもの。
いくら強度を上げても、そもそも落ちる回数が多ければ、どうしても割れるリスクはゼロにはなりません。
そこで今回は、「落としてから守る」だけでなく「落とさないための工夫」に注目してみます。
ネックストラップ・ハンドストラップ・スマホリングなどのアクセサリーを使った落下防止のポイントに加えて、意外と見落としがちなアダプタやケーブル選びの注意点についても解説していきます。
スマホが落ちる主なパターン3つ
まずは「どういうときにスマホが落ちているのか」を簡単に整理してみましょう。修理店でよくお伺いするのは、こんなパターンです。
- ポケット・バッグからの落下
しゃがんだ瞬間やイスから立ち上がったとき、スルッと滑り落ちて床に直撃。 - 片手操作中のすっぽ抜け
電車の中、階段、外を歩きながらの片手操作中に手から落としてしまうケース。 - お風呂・トイレ・キッチンなど“片手でバタバタしている時”
片手でスマホ、もう片方の手で別の作業…という状況はかなり危険ゾーンです。
どのパターンも、「気をつけてたつもり」でも一瞬の油断で落ちてしまうのがポイント。
だからこそ、日常的に落下リスクを減らせるアクセサリーがとても役立ちます。
修理店目線で選ぶ!落下防止アイテムランキングBEST3
ここからは、実際の修理現場で「これ付けてたらだいぶ違ったのにな…」と思うことが多い落下防止アイテムを、ランキング形式でご紹介します。
どれもケース・フィルムにプラスして使っていただくことで、割れやすさがぐっと変わるアイテムです。
第3位:スマホリング ー 片手操作と動画視聴の強い味方
背面にペタッと貼るだけで、指を引っかけて持てるようになるスマホリング。
片手操作が多い方や、動画を見る時間が長い方にとても人気です。
指をリングに通すことで、手からのすっぽ抜けをかなり減らせるのが大きなメリット。
また、リングを立てればスタンドとしても使えるので、YouTubeや動画配信サービスをよく見る方とも相性抜群です。
一方で、ワイヤレス充電との相性や、リングの位置によって持ちにくく感じることもあるので、
「よく使う持ち方」で実際に持ってみて位置を決めるのがポイントです。
第2位:ハンドストラップ ー 手首にかけるだけの“すっぽ抜け防止”
最近人気が高まっているのが、手首に通して使うハンドストラップ(ショートストラップ)です。
電車の中で片手スマホ、階段を上りながらの片手スマホなど、
「落としたら終わる」シーンで手首に引っかかってくれる安心感はかなり大きいです。
特におすすめなのは、
- 写真・動画撮影が多い方
- お子さんの運動会・発表会などで片手撮影することが多い方
- 混雑した場所でスマホをよく使う方
ストラップは太さやデザインもさまざまなので、邪魔に感じにくい細めタイプを選ぶと普段使いしやすいですよ。
第1位:ネックストラップ ー 「地面に落ちる前に止まる」安心感
修理店目線で一番安心感が高いのは、やはりネックストラップです。
首からかけておくことで、
- うっかり手を離しても地面に落ちる前にストラップが止めてくれる
- 両手がふさがるシーン(荷物持ち・子ども連れ・テーマパークなど)でも安心
- スマホを探してバッグをゴソゴソ…が減って、そのまま決済や改札もスムーズ
最近はおしゃれなデザインのネックストラップも増えてきているので、
アクセ感覚で付けられて、なおかつ落下防止にもなる、非常にコスパの高いアイテムです。
ネックストラップやスマホリングは、家電量販店やネット通販などでも種類豊富に手に入ります。
当店でもネックストラップやリングなど一部の落下防止アイテムはご用意していますので、実物を見て選びたい方はお気軽にご相談ください。
ケース・フィルム・ガラスコーティングとの「役割分担」
ここまでご紹介した落下防止アクセサリーは、あくまで「落とさないため」の保険です。
一方で、ケースやガラスフィルム、ガラスコーティングには「落としてしまったときのダメージを減らす」役割があります。
理想的なのは、
- 画面側:ガラスフィルム or ガラスコーティング+ケースの段差で画面を守る
- 背面側:ケース+必要に応じて背面コーティング
- 落下防止:ネックストラップ/ハンドストラップ/スマホリング
という「守りの多層構造」にしておくこと。
どれか1つだけに頼るのではなく、自分の使い方に合わせて組み合わせることで、割れやすさは大きく変わります。
意外と危険?安すぎるアダプタ・ケーブルの落とし穴
スマホを守るという意味では、「どう充電しているか」もかなり重要です。
最近は100均やネット通販などで、とても安いアダプタやケーブルが手に入りやすくなりましたが、
- 接触が悪く、抜き差しを繰り返しているうちに充電口(ドックコネクタ)が摩耗・故障した
- 明らかに発熱が強く、バッテリーの劣化や膨張が早まってしまった
- 規格外の急速充電で、最悪基板側にダメージが入った可能性がある
といったトラブルも、修理店では実際に目にすることがあります。
・「差し込んでも角度によってしか反応しない」
・「ケーブルを少し触るだけで充電が切れる」
といった症状が出てきたら、本体側だけでなくケーブルやアダプタにも原因があるかもと疑ってみてください。
できれば、
- 正規品、もしくはPSEマーク付きの安全性が確認されたアダプタ
- USB PDなど、規格にきちんと対応している充電器
- 充電用ケーブルも、あまりに安すぎるものは避ける
といった点を意識して選んでいただくと安心です。
当店では、スマホやタブレットに適した充電器・ケーブル類も各種ご用意しています。
「どのW数を選べばいい?」「今使っている充電環境で大丈夫?」など、気になる方はお気軽にご相談ください。
修理店だからこそ見ている「落としてから・壊れてから」の現実
実際の修理現場では、
- 画面割れだけでなく、背面もバキバキ+フレームも歪み
- 落下の衝撃で基板側までダメージが入り、電源が入らなくなる
- 水たまりやお風呂に落として水没+画面不良+バッテリー不具合のフルセット
- 安いケーブルやアダプタを長く使った結果、充電口やバッテリーが傷んで電源が入らなくなる
といった、なかなかヘビーな状態で持ち込まれることも少なくありません。
こうなると、「画面だけ」「バッテリーだけ」といった単品修理では済まず、修理内容も費用もどうしても大きくなってしまいます。
1回の大きな修理費を考えると、最初から落下防止アクセや適切な充電環境でリスクを減らしておく方が結果的に安くつくケースも多いです。
スマホの「守り方」を見直したいときはお気軽にご相談ください
スマホは毎日使う大事な相棒だからこそ、壊れてから慌てるのではなく、壊れる前の対策がとても大事です。
- ネックストラップやスマホリングで「落とさない工夫」をしたい
- 今使っている充電器・ケーブルが安全か不安
- 一度落としてから、ちょっと挙動がおかしい気がする
こんな時は、軽いご相談だけでもお気軽にお声がけください。
修理だけでなく、アクセサリーや充電環境の見直しも含めてアドバイスさせていただきます。
店舗情報
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